3年学年通信より抜粋
修学旅行を終えて 5月17日(水)〜19日(金)
初日は小雨の降るあいにくの天候ではありましたが、2日目3日目は小雨がぱらつく程度で、全日程を予定通り実施することができました。途中大きなけがや病人もなく、参加生徒全員が無事に戻ってきました。1日目のテーマ別体験学習では、熱心に活動する姿にお褒めのことばをいただいたりしました。2日目の班別自主研修では、途中ではぐれてしまう班もいくつかありましたが、すべての班員が大阪のホテルに時間内に到着しました。3日目のユニバーサルスタジオジャパンでは、思い思いに楽しみました。
一方で、不要物を持ってきたり、部屋の行き来があったり、そのほか反省すべき点も多くありました。自分さえよければ…という考え方でなく、集団の中の一員として、ルールやマナーを守る意識を高める必要性をあらためて感じました。今回の修学旅行での貴重な体験や、新たな課題を、今後の生活にいかに生かして行くかが求められています。
※ テーマ別体験学習のDコース「なにわ商人体験」の福島聖天通(ふくしましょうてんどおり)商店街
からお礼の手紙が届きましたので紹介します。
「福島聖天通(しょうてんどおり)商店街」からの手紙
前略、過日は当福島聖天通り商店街に遠路よりおこしいただき、「なにわ商人体験」にご参加、誠にありがとうございました。各方面より高いご評価をいただいております「なにわ商人体験」でございますが、いかがでございましたでしょうか? 日本の文明開花時期に、教育、思想、経済の基盤に大きく貢献された福沢諭吉翁が、当地福島区にて生誕されたことにちなみ、体験学習を開かせているところです。学校、生徒さん、生産者様、観光関連団体、行政等、販売される側の方々はもとより、特産品を買われるお客様の側からも、毎回大変ご好評をいただいている状況です。生徒さんたちが貴校地元の特産品を販売される姿は、地元を愛し、郷土を知っていただこうとする郷土愛に満ちあふれており、多くの来街者に微笑ましくも、頼もしい限りの感を抱かせておりました。さらに雨という条件の悪い中、全品完売された生徒諸君の頑張りは大したものでした。期せずして全員から拍手と歓声がわき起こり、白い歯の達成感一杯の顔は、本当に皆さんいい顔でした。実販売体験を通じ、お金、品物、郷土の大切さや、家族、先生、ご努力いただいた方々等の温かい愛情、それらのなにがしか一つでも体感いただき、多感な学生時代のよい思い出になってくれたらと願っております。(中略)
最後になりましたが、貴校のますますのご発展を心よりお祈り申しあげます。
修学旅行を終えて(2) 感想文
『修学旅行で学んだこと』
修学旅行中の3日間、私はずっと笑っていられたと思います。考えてみると楽しいことばかりではなかったけど、学校では絶対に経験できないことをたくさんできたり、その中でたくさんの友達ができたりと、貴重な時間を過ごすことができ、本当に楽しかったです。私が3日間で強く感じたのは、周りの人の大切さや、ありがたさです。私一人では楽しくもないし、笑うこともできません。そして、旅館やホテルの方がいなければ何もできなかったはずです。そう言う意味で、この3日間に関わった人たち、特に友達には本当に感謝したいです。私はこのクラスでよかったと本当に思いました。そして、これからも周りの人を大切にしたいです。
『修学旅行で学んだこと』
ぼくはこの修学旅行で、いろいろなことを学んだと思っています。まず思ったのは、個人の責任です。修学旅行は基本的に団体行動で、その中で一人が勝手なことをすれば全体の規律が乱れます。だから大きな団体が動くときには、一人ひとりの行動に対する責任が重要なんだなと、あらためて思いました。あとは、時間を守ることです。班別研修の時に思ったのですが、「少しくらい遅れてもいいじゃん。」と思っている人もいますが、実際ちょっと遅れただけでもバスとかに乗れなかったりして、計画がかなり狂ったりと、大変なことになりました。時間を守ることの大切さを感じた3日間でした。
『ちんどんや体験』を終えて
まず公民館に入る前から、中から聞こえるゆかいな音楽を聞き、ついに来たんだと思いました。「ちんどんや」のどの人も、演奏しているときも話をしているときも楽しそうにしていて、実際に同じ空間にいるだけで楽しかったです。メイクでは「劇的ビフォーアフター」って感じで、メイクの前と後では顔が全くの別人だったのでびっくりしました。実際に「もみじまんじゅう」のグループとしておもちゃ屋の並んでいる商店街へ行きPRをしました。雨ということもあって、人通りは少なかったけど、店の中へ入ってチラシを配りながら店の人と話をしていると、心の中で「ヨッシャー!」という気持ちが出てきました。一番おもしろかったのは途中止まって口上(こうじょう)をする時、最後の決めゼリフの『もみじまんじゅう!』です。終わったときには、何とも言えない達成感だけが心に残っていました。メイクを落とすまで、「ちんどんや」の気分でいました。本当にこのような貴重な体験をさせていただいてありがとうございました。